■最悪のところではなく平均的なところを。 平成26年7月27日
最近は何でも危機管理の影響か、お客さんに対して最悪のことを知らせておけばいい、というような風潮があります。店で何かを頼んでも実際は2,3日で入荷するものを2週間かかるとか修理に1か月かかるとか、実際よりも長めに言います。天気予報でもそうです。台風の進路や経過などかなりゆっくりとした経過で知らせます。
そうするとお客や聞き手もそれぐらいかかるのならと予定を変更することもあります。
台風が1週間後にまだ近くにいるのなら1週間後のイベントは中止しようということだってあります。ところが台風は2,3日で過ぎて行ってしまい1週間後はいい天気だった、なんてこともよくあります。
われわれが本当に知りたいのは平均的な経過です。大体はこのぐらいの日数で経過するだろう、このぐらいの日数でできるだろう、ということです。最悪の場合よりももっともありうるところを、起こりうるところを教えてもらったほうがどれぐらい役に立つでしょうか。
自分の身を守ることばかり考えないで平均的なところを知るほうがどんなに役に立つでしょうか。よく考えていただきたいものです。
男性と女性の価値観の違いはよくあることです。
たとえば男性は物を取っておくか捨てるかの基準として使えるものなら取っておこう、使えない物は捨ててもいい、と思うことが多いようです。あるいは使えなくてもメモリアルなものだったりすると感傷的に取っておきたくなるようです。
一方、女性は使えるか使えないかではなく、使うか使わないかで取っておくか捨てるか判断することが多いのではないでしょうか。
男性は空想的、女性は現実的ですね。 |
■ 65歳まで雇用延長の弊害 平成25年11月1日
国の施策の影響で雇用を65歳まで確保するようになっています。さらには70歳までということもうわさされています。これは年金の支給の年齢の関係かと思われます。
国はそのほうがいいのでしょうが、企業や職場としてはこの施策はいいとは言えません。
60歳以上の上司が3時間以内で行けるところに出張に行くのに前日を丸1日移動日として取ったり、また少し遠い出張のときは帰ってきた次の日に休みを取っています。まあ有給休暇で取るのならいいのですが。3時間程度なら普通の職員なら前日の仕事を終わってから移動すれば十分に夜に現地に着きます。やはり歳をとると体力も気力も衰えるのでしょうか。
あるいは60歳近くになると何かをやるにつけ二言目には「めんどくさい、めんどくさい」を連発する方もいます。やはり人間歳をとるとそれなりに気力もなくなってくるのです。 自分のことを考えれば少しでも長く職場にしがみついて給料をもらいたいのはのはわかりますが、それで職場の足を引っ張るようなら、若い人にあとを譲って身を引くべきでしょう。あるいは再雇用で非常勤職員になって時々後輩を手伝うぐらいの姿勢でいるのが一番いいと思います。やはり人間退け時も大事です。
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