どこの職場でも常勤職員と非常勤(パートタイム・派遣)職員がいると思います。うちの職場では医師、薬剤師、看護師、保育士、事務など常勤・非常勤がいますが、同じ資格で同じ仕事内容なのに常勤と非常勤では時給換算にすると時給の差も出ます。この時給の差は何なのでしょうか?
よく非常勤職員にはその仕事に責任を持たせることはできないと言う人がいます。でもこれはとんでもない間違いです。たとえば医師、薬剤師、看護師は国家資格ですのでその職場での雇用形態が違うだけで責任の有無が違うはずがありません。
両者の違いは私的用事で休みが取れるか仕事をある程度優先しなければならないかのどうかの休みの取れる優先度の違いだと思います。
たとえば非常勤なら「子供が風邪をひいたので休む」と言えば簡単に休みを与えなければなりません。極端に言えば、「この日は友達と出かけれるので休みたい」と言いうような理由でも同じことです。
ところが常勤では私的な用事があって休みを取りたいと言ってもその穴埋めを出来る人がいればいいのですが、そうでなければある程度は仕事を優先しなければならないでしょう。
常勤の中でも管理職ともなればたとえ親族の不幸があってもそれ以上のことが職場に起これば、職場のことを優先しなければならないはずです。
このように仕事と私的な用事の優先度の違いが常勤と非常勤の違いであり常勤職員は仕事を優先しなければならない分、給料が高いのです。責任を持たせられるかどうかの違いではないのです。
同じ国家資格なのに常勤と非常勤で責任を持たせられるかどうかで差をつけることは不当な差別と言っても過言ではありません。
|