何年か振りに年末恒例のNHK紅白歌合戦を見ました。昨年亡くなられた阿久悠さんとZARDの坂井泉水さん、どちらもすばらしい作詞家でした。阿久さんはちょっと比喩的なというか芸術的な言葉使い、何か俳句のような、そんな歌詞です。一方坂井さんはストレートな現代風の歌詞です。阿久さんは1,2時間で20もの歌詞を作ったということですが、坂井さんは1つの言葉を選ぶのにかなり考えたそうです。まるで短時間に多くの作曲をしたモーツアルトと1つの音を決めるのにかなり悩んだベートーベンのような違いですね。個人的には坂井泉水作詞、ベートーベン作曲の「第九」というコラボレーションを見たかったです。
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