DIARY

Saturday, 15 August,2009
マニュアルの功罪
 最近は何でもマニュアルを作るのが流行っているようですが、何でもマニュアル通りにやればいいというのものではありません。
 
 数年前の8月でしたか、中国地方に集中豪雨があって避難勧告がでておそらくマニュアルにしたがって避難所へ向かう途中、増水した川に流されて犠牲者が出たという報道がありました。結果論ですがこの場合は自宅に待機していて助けを待ったほうがよかったのではという意見がありました。
 確かにマニュアル通りに行動したのでしょうが、マニュアルにはない方法を選択することも必要だったのかもしれません。
 
 マニュアルとは必要最小限のことが書いてある手引書です。時と場合によりそれ以上のいい方法があれば当然そちらが選択されるべきものです。他にいい方法がない場合にマニュアルを使えば困ることはないというものです。
 
 さらに常にマニュアルを使っていると人がマニュアルに支配され、マニュアルがないと何もできなくなってしまいます。人がマニュアルを使うかもっといい方法を選択するのかを決めるのです。いつも柔らかい頭で考えることが大切です。
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Last updated: 2012/1/9